Git LFSのインストール
Git LFSは、通常のGitには含まれていません。これは、拡張機能という形でGit LFSが提供されているためです。
そのため、Git LFSを使う際には、Git LFSのインストールを行う必要があります。
Git LFSのインストールは使用するOSによって異なります。
Windows
Windowsの場合は、Git for Windowsによるインストールをしていると、デフォルトでインストールされています。
もし、古いバージョンをインストールしている場合はGit LFSがインストールされていない可能性があるため、最新のGit for Windowsをインストールする必要があります。
次のコマンドでインストールされているかを確認できるので、インストールされていない場合は、最新版をインストールしましょう。
$ git lfs
コマンドを実行した際に、次のように表示される場合は、インストールされていません。
git: 'lfs' is not a git command. See 'git --help'.
macOS
macOSでは、次のコマンドを実行することでインストールできます。
brew install git-lfs
インストールできているのかは次のコマンドで確認できます。
$ git lfs
Linux
Linuxで、ここではUbuntu 20.04とCentOS 7におけるインストール方法を紹介します。
Ubuntuの場合は次のようにしてインストールします。
$ sudo apt install git-lfs
CentOSの場合は次のようにしてインストールします。
$ sudo yum install epel-release
$ sudo yum install git
$ curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/github/git-lfs/script.rpm.sh | sudo bash
$ sudo yum install git-lfs
CentOSの場合は、デフォルトでインストールされるGitのバージョンが古いため、epel-releaseを使用して新しいものをインストールできるようにして、Gitをインストールします。そのあとにgit-lfs用のyumリポジトリを追加して、git-lfsをインストールしています。
インストールできているのかは次のコマンドで確認できます。
$ git lfs
まとめ
これで、Git LFSを使う準備が整いました。
次回は、Git LFSの使い方について説明していきます。